• 開催レポート

2024年12月開催:共創コーチング®基礎コース『リレーションシップ』

基礎コース(リレーションシップ)

2024年11月28日(木)12月5日(木)12日(木)19日(木)22日(日)に、基礎コース『リレーションシップ』を行いました。

①ビデオ(事前に見る、約2.5時間)+ ②zoomセミナー毎週木曜(19時~21時)+ ③ピアトレ100月末日曜(9時-10時40分)の形で開催しました。

どんなにスキルが高くても、相手とどういう関係性の中にいるのかで、与える影響は違ってきます。
関係性は変えることができます。本当に相手を上手く活かせるためにどういう関係を作ればいいのか、そのために知っておくべきことは何か、何に気をつければいいのかをお伝えしました。

(参加者の感想)

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・目には見えない人間関係の力学について、客観的に学ぶことができてよかったです。基本的には主観で事象を捉え、たまにメタで自分を捉えることはありましたが、関係性やその力学までは考えが及んでいなかったなぁと気づきました。直感型の私にとって、シーソーやタイプを考えてということには少し難しさがあるのですが、少しづつ慣れていきたいと思います。
・面談では、クライアントの問題をシステムで捉えることは多かったのですが、N循環やP循環という視点はありませんでした。この視点が入ることで、よりクライアントにとってわかりやすい、スムーズな支援ができるように感じましたのでぜひ自分のものにしていきたいと思います。
・今回、4ヶ月間、盛りだくさんの学び、気づきがありまだ消化できておりませんが、年末年始で振り返り、2025年の成長のビジョンに取り込みたいと思います。

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対等性を大事に、相手に興味関心を持って素直に受け止めたことを要約して伝えていくこと、普段の関わりでも基本となる姿勢ですが改めてクライアントの立場に立つと、それだけで安心感が溢れ、自己開示が自然と促される感覚を体感できました。
相手が使っている言葉や身振り手振りなどから相手のタイプを知ることも、やはり相手に関心を持つことから始まり、対等な姿勢ながらもクライアントの世界観を尊重することが大事だと、クライアント役やオブザーバー役に立つことでより理解ができました。コーチング力を高めるという点においても、自分自身をアソシエイト、ディソシエイトの視点から観察することで多くの気づきを得られるのだと感じています。
実際の普段のカウンセリングの場でも、関係性の力学により、いい方向性に向かえる時とそうでないときがあると感じています。不必要に自身が下がってもうまく関係構築できないこともあれば、シーソーの上に上がった際に信頼してもらえることもあったりと、その時の状況やその時の相手、相手の状況によって、上がったり下がったり、力学を活用することが大事だと感じています。同じクライアントでも、相談内容が変わった際に、これまでと違ったスタンスをとることで好循環に繋がることもあるな…と。リレーションシップコースは、この4コースの中でも非常に奥深く、実践を重ねていく中で自分の感性にも磨きをかけていく必要がある、難しくもある内容だと感じています。

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今回のリレーションシップコースを通じて、改めて自分という人間はコントロール型であり、アグレッシブな思考や行動をするのだという事を自覚出来たと共に、他のメンバーへの接し方を常に意識をしなければならないという事に気づきました。今までは自分本位で物事を考えていたので、相手との会話で嚙み合わせ時、「なぜ私と同じように考えないのだろうか?」と思っておりました。その原因が、そもそもラポールが形成されておらず、対等になっていない為、話せる土台が出来ていないや自分とは違うタイプである為、見ている世界、感じている世界が違うということも分かりました。今後は相手一人一人の人の立場になって考え、その人自身だけではなく、その周囲で何が影響しているか等を俯瞰してみる事を意識していきたいと思います。

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■学びを通して気づいたこと
「対等の関係」、特に、依存の関係にならないという視点はこの1ヶ月特に私の中で意識した点でした。

今まで社内の施策を体系的に進めていける人間がいなかったという背景があり、社内改善などは私の主導になることが多く、「●さんが決めて、●さんが進めていく」という関係ができつつあります。
しかし、私一人でできる仕事ではないため、できるだけ、多くの方を巻き込んでいきたいところ、やはり自信がないことには積極的に意見を出しづらいという気持ちも他のメンバーにあるようで、自分の思うチームづくりにならず、苦労しています。

そんな中、学んだことを通して、苦労すると感じることについて、
・私のイメージする主体性が、実はタイプ別で、他の人にとっての主体性の行動と異なるかもしれない
・時間が経過し、コミュニケーションを重ねていくうちに、意図せず変わっていくもので、日々バランスを取ることも大事という点が課題なのかもしれないと感じるようになっています。

時間の経過やコミュニケーションによる関係性のの変化については、社内のコミュニケーションでもそのようなところがあるので、もし今後、コーチングのクライアントとやり取りをするようになった場合は、日々の変化についてのキャッチアップは重要になってくるかと思いますので、少し意識して進めていければと思います。

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## 対等性
– ヴァルネラビリティ:本当の勇気は弱さを認めること
– 立場が上の時はワンダウンポジションが有効
– 自分はタイプ的にシーソーで言うところの下に位置する事が多い。正直に話すことで相手の歩み寄りを引き出し、対等性を築くことを取り組む。

## システムズアプローチ
– N循環が起きている状況をメタ認知し、P循環に変える
– 原因のセンターピンを目指して解決を行うのが理想だが、やりやすいところから手をつけるのも現実的

## 心理的安全性
– アソシエイトとディソシエイトの質問を使い分ける
– 要約はキーワードを拾い同じ言葉を繰り返す。

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