- 開催レポート
2024年11月開催:共創コーチング®基礎コース『コミュニケーション』
2024年10月31日(木)11月7日(木)14日(木)21日(木)24日(日)に、基礎コース『コミュニケーション』を行いました。
①ビデオ(事前に見る、約2.5時間)+ ②zoomセミナー毎週木曜(19時~21時)+ ③ピアトレ100月末日曜(9時-10時40分)の形で開催しています。
コーチングスキルのベースは、「コミュニケーション」です。
目の前の人とどのような関わりをすることが相手を上手に活かせるのか、創造性を引き出せるのか、と言ったスキルを、その意義や意図も含めて体系的にお伝えしました。
(参加者の感想)
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まず、これまでの会話の概念がガラッと変わりました。
これまでは特に何かを意識することなく会話をしてきました。今は多くのことを気にかけながら会話をすることが新鮮です。
コーチングはスポーツと同じで意識すべきことを意識しながら何度も練習をする必要を感じました。
難しいのは学んだことを意識しながら自然に会話をすることです。ゆっくりですが確実にみにつけていきたいです。
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▼聞く
– 聞く時は味わう
– オウム返しは特徴的なことを聞き返す。
– オウム返しのタイミング難しい。要約もどこで何をしたら良いのか。話を味わってきく。
– 要約が相手の話をしばってしまわないようクライアントが気づいていないようなことを要約してあげる
– 言葉以外のところを観察すると見えてくるものがある
▼質問
– 質問はワンメッセージに徹する。ダブルメッセージになってしまうと答えづらい。例:「どんなアクションを取ったら踏ん切りがつくと思いますか?」
– 漠然と何かやりたいことがある時に、どんな状態が最高といえる?と聞かれると目標が具体化されやすい。そもそもやりたいことができていなかったのは目標が定まっていなかったからだと気付かされた。
– 行動を促す質問はあまり皆考えていない事が多いから気付きが生まれやすい。(そもそも行動まで考えられていたら悩んでいないはずなので、気付きが最も多い領域と思料)
▼承認
– 存在や行為が認められると不安で止めているものがなくなり、行動する可能性が高まる
– 間接承認の応用として、1対1のコーチング時は過去のあなたはこう言っていたよということも効果的
– ノンバーバルなジェスチャーをつけて承認するとより効果的。サムズアップなど。
– 承認したいと思って話を聞いてみると承認ポイントが見えてくる。
▼フィードバック・提案
– 長くなりがちだが、短文でキレの良い表現が良い
– Iメッセージでは、ただの感想だけでなく、自分の感情がどう動いたかなどもう一歩踏み込んだメッセージを伝えると効果的
– 自信に満ちあふれているように見えたので、私も安心しました。
– 言いづらいことを言うケース(例:欲張り)
– 断りを入れる。「感じたことを言っていい?」
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自分自身コミュニケーションについてはある程度自信をもっていたのですが、それは自分自身が主体となるコミュニケーションであり、コーチングにおけるコミュニケーションとは別であることを理解しました。またコーチングにおけるコミュニケーションで大事なことは、いかに相手が主体的になるかまたそうする為に相手をよく観察して、味わう事が大事という事を学ぶことが出来ました。加えて、自分自身の癖としてコーチングの中で答えを出さなければという意識が強すぎ(正解にたどりつきたいという想い)して、相手を誘導してしまう質問をしてしまうという事にも気づきました。
今後はあまり正解を求めようとせず、また型にはまり過ぎず、相手の言葉や表情に寄り添い、そこから出てきた言葉をもとに自分自身が純粋に感じたことを質問してみようと感じました。
またこの1カ月の講義の中で自分自身共感したAさんのジェスチャー(いいねポーズや指切りげんまん)やBさんの質問を端的にシャープにするは実践していきたいと思います。
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今回は聞く、質問、承認、フィードバック、提案の5つのスキルを学び、また演習とプライベートで練習することによって、
実体験で理解することができました(オウム返しによって相手がどんどん話を展開していく、4つのタイプの質問を活用することで相手が気づきを得るなど)。
5つのスキル各々の面から体験・感想を記載したいと思います。
①聞くについて
職業柄社内外の人間とコミュニケーションを取る機会が多かった中で、自分なりの「聞く」上でのスキルを身に着けてきたつもりでしたが、「聞くスキル」を見て意識できていなかったスキルが多くあることに気づきました。
オウム返し、うながす、ペーシング、沈黙の4点はこれまで意識して使ったことはなく、ピアトレでもうながしやペーシングはご指摘いただいたため、今後伸ばしていく必要があると感じました。
②質問について
こちらも職業柄質問はたくさんするため、得意な方だと思っていました。しかし、ピアトレでコーチ役をやる中で質問に偏りがあることに気づき、周りの方からもその点にご指摘を受けました。演習の場では「思いを広げる質問」と「思いを深める質問」の2点が言葉にならなかったため、あらかじめ質問リストを作って「質問の幅」を広げたいと思います。
また、質問をYesorNoにする、答えを出しに行くなどのコンサル病のようなものにかかっていることも分かったため、ここも改善していきたいと思います。
③承認について
職場でのことを思い出してみると、結果承認・行為承認が多かったと考えます。
存在承認やちょくちょく承認といったところができていなかったたため、意識してできるように心掛けていきたいと思います。
④フィードバックについて
日常生活の中で他人からフィードバックを受けることは少なく、また仕事でも年次を重ねるにつれ他人からフィードバックを受け機会が少なくなるなか、フィードバックで受けられる4つのメリットはとても大きなものだと思いました。
一方で気をつけないと、クライアントとそれまでに築いた信頼関係を損ないかねない、難しいスキルだと思いました。
相手にとってインパクトが大きいフィードバックの場合、タイミング、信頼関係、言い方などに最新の注意を払って行う必要があると感じました。
(その場合フィードバックしないのもまた一手)
⑤提案について
ここは得意なところなので、相手に決定権をゆだねることを忘れずに活用していきたいです。また、クライアントのタイプによっては、信頼関係が構成されていないと、クライアントは「コーチに悪いからコーチの提案を飲まなければならないな」と考えてしまう可能性もあるため、クライアントとの間にしっかり信頼関係を作っておくことが大事なのではないかと考えました。
全部大事なスキルなので、復習して&妻や友人を通しての練習を繰り返してスキルアップを目指します。
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・コミュニケーションの基本について、ひと通り学んでいたが、改めて学ぶことでさらに理解が深まったり、自己流になっていたことを反省できたり、非常に良い機会だった。自己流になっている箇所は、自分の性格傾向がダイレクトに反映されているなど客観視できて興味深いと感じた。
・聞くための7つの視点は、自身の面談を振り返ると満遍なく聞けてはいるが、意識的には聞くことはできていないので、その辺りは課題としてトレーニングしていきたい。
・印象深いホームワークで、具体化と抽象化の問いをパートナーに実践したところ、具体化質問の後に抽象化質問をしたことで、具体化で空白となっていたことが明確にできた体験があり興味深いと感じた。
・ペアワークでは、チャンクダウンの問いで驚き体験があった。いつもの口癖だったことでもチャンクダウンすれば、目から鱗な発見、自己理解が深まった。
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