• 開催レポート

2024年7月開催:共創コーチング®基礎コース『コミュニケーション』

基礎コース(コミュニケーション)

2024年7月4日(木)11日(木)18日(木)25日(木)28日(日)に、基礎コース『コミュニケーション』を行いました。

①ビデオ(事前に見る、約2.5時間)+ ②zoomセミナー毎週木曜(19時~21時)+ ③ピアトレ100月末日曜(9時-10時40分)の形で開催しています。

コーチングスキルのベースは、「コミュニケーション」です。
目の前の人とどのような関わりをすることが相手を上手に活かせるのか、創造性を引き出せるのか、と言ったスキルを、その意義や意図も含めて体系的にお伝えしました。

(参加者の感想)

本日のピアトレのロープレで、「クライアントの話を味わう」を特に意識して、実施してみた。いつもは、聞く→承認→質問→フィードバック→提案の順番ばかりに意識がいき、終わってみると不完全燃焼が続いていたが、クライアントさんとの相性がよく、やりやすかったことも多分にあるものの、味わうことに注力したことで、質問が自然と湧いてきた感覚があった。結構、良い感じで終われたので、本日をきっかけに、養成コースにおいても、意識して実施していきたい。また、ピアトレ最後の方で話のあった承認については、軽薄で、薄っぺらい感じにならないように気を付けながら、やはりこれも、クライアントの話を味わうなかで、自然と湧いてくる自分の声を信じ、クライアントへ伝えていきたいと思った。

 コミュニケーションはかなり奥が深いと感じました。とくに「承認」については、場数をこなさないといけないと感じております。聞く→承認→質問という流れについても強く意識していこうと思いました。
質問のところで、4つの質問(思いを広げる・思いを整理する・思いを深める・新しい行動が生まれる)のチャートを利用したかと思いますが、あのようなツールも一式、自分で整えておくと相手とのセッションが有益に進むと感じました。テキストにあるものを、自分で取り出せるように別途編集しておこうと思います。

 今回もピアトレの開催ありがとうございました。1ヶ月の学び・実践、そして今回のトレーニングを通して、コーチの私ばかり頭を働かせるのではなく、お互いの掛け算で答えを導き出すコーチングを目指したいと思いました。
私の頭が解決脳になっているとジョニー先生からFBをいただき感じました。解決脳になっているが故に、相手のディレクションと掛け合わせることができていません。「私はなにも知らないから教えて」というマインドになれたら、もっと相手に委ねることができると思ったので意識していきます!
また、解決しようとするがあまり、自分が聞きたいことを聞いていると感じました。相手がしたい話の中に答えがあると思ったので、「話したいこと話せている?」と聞いて方向性を確認するのも手段の一つだと思いました。
また、ジョニー先生のコーチングを拝見し、テーマの合致をすることも大切だと知りました。その後のアドバイスで、今目指しているのは何で、何に困っているか聞くといいとジョニー先生からいただいたので、そこを聞いてギャップを埋める行動をクライアントと一緒に見出せるよう努めていきます!ありがとうございました。

 カウンセリングの現場では、とにかくしっかり聴くということがベースになっていて、時間的な制約もあるので、質問は誘導的にならないように慎重になりがちだが、コーチングの場合は、明確で具体的な目標がクライアントに内在化していれば、質問もしやすいような気がした。ただし、しっかり聴きつつ質問のタイミングを伺うのは、今の私のレベルではとても難しい。しかし、カウンセリングからコーチングへ、またはそれを行き来しつつのアプローチはよほどの重度の脳損傷の人でなければ、広範囲に通用するような気がする。

いずれにしても、関係構築に時間がかかりそうだが、あえて、クライアントの人生の価値に沿ったゴール設定を促す能動的なアプローチが巧みにできるスキルを身につけたいと思います。

 今回の内容の「傾聴・質問・承認・フィードバック・提案」はコーチングの根幹をなすものであり、学ぶのみならず、それを実際に使いこなすことができなければそもそもコーチングは成立しないと改めて感じました。

この意味で、自分のこれまでのクライアントとのセッションやセッション練習を振り返ると、それぞれの項目で不足しているものや訓練が必要なものなどが見えてきました。

まず、傾聴については、聴こうとする姿勢はあるものの「どのポイントを押さえて聞いたらよいのか」や「相手をどう観察しながら聞けばよいのか」などを良く理解していないということに気付くことができました。

質問については、まだまだ不十分な点が多いのですが、やはり上記の傾聴がうまくできていないこともあり、質問を紡ぎ出す力や質問の瞬発力などが大きな課題であるとかんじました。

同様に、承認については、やはり承認の語彙のレパートリーや日常使っている言葉を無意識に使っていること、フィードバックについても自分の感想と意図をもったフィードバックを使い分けられていないという点が課題と気付くことができました。

提案については、自分もセッションの際によく使うのですが、その提案が押し付けになっていないか、単なるアイデアの言いっぱなしになっていないか再確認するための機会がいただけました。

このように、今コースでは今一度自分のコーチとしてのスキルとクライアントとの接し方を俯瞰的に見て、多くの気付きを得られる1カ月となりました。もちろん、気付いたからといってすぐに改善できるものではありませんが、この気付きを可能な限り意識して、クライアントと接していきながら、クライアンが私をコーチとして心から信頼し、並走することを望まれるように研鑽を重ねていきたいと思いました。

先日のピアトレで「承認」に対して深く考える機会を得られました。
承認に関しては、これまで自分としてはあまり意識せず自然とやっていたことでした。
Yokoコーチに私の「承認」を承認していただき、とてもとても嬉しかったのですが、「意識していること」を質問いただき言語化しようとすると、何を意識しているのか?言葉にすることが難しく感じました。

「承認」に苦手意識を持っておられる方が多い、ということもピアトレ内で知り、「確かに、承認で大切なことや意識することを言葉で伝えるとすると、どんなことなんだろう、、、」と深く考えさせられました。

そんな中、パリオリンピックのニュースに萩原智子さんがコメンテーターとして出ておられ、水泳の池江璃花子選手にたいしてコメントしている姿に、「あ!これが、承認?!」と感じるシーンがありました。

「恐れもあった中、拍手を送りたい」「悔しい感情を外に出せる仲間がいること、良かったなと“私は”思います」ということをおっしゃっていました。

素直に自分の「気持ちを伝える」ということ、確かに、やっていたな~、と。自分が感じた有難さや、ワクワク、ジーンときていること、相手が自分に与えてくれている良い影響など。

そして、Yokoコーチが[共創コーチングコラム]でも書かれていました、「言われて嬉しかった言葉を真似する」ということも、まさにその通りだった!と思いました。ピアトレで、やりたいことを語ってくださったゆきさんに「ゆきさんって好奇心が高く、向上心があって、ゆきさんにすごく刺激をいただきます」とお伝えしましたが、これはまさに、自分が周りに人からこれまで言われて嬉しかったことです。ゆきさんのお話から、自分と同じようなタイプの一面が見えたので、この言葉をお伝えしましたし、本当に私自身がそのように感じたので、素直に気持ちを伝えていました。

そして、「言われて嬉しかった言葉を真似する」ということと同時に、「言われて少し嫌だった承認」は、反面教師にしている、ということにも気づきました。

「カヨさんて、なんでもコツコツできる方なんですね」→いや、、、全然コツコツタイプじゃないし・・・そもそも私のこと全然知らんやん。

「カヨさんって、すごく計画性があるんですね」→いや、、、計画性ない自分の性格に困ってるのに・・・

事実ではないことや、勝手な能力評価や解釈、誰かと比較したり比べた承認は、嬉しくないし、信頼を損ねてしまうな・・・これ以上は相談したくないな。。。と感じたからです。すでにラポール形成できるいる関係だと、「そんなことないんですよ!」とお伝えできますが、初対面の方だと、「ちょっと違うな~」と感じてしまう・・・今回、ピアトレを受講して「承認」って深い・・・と感じましたし、コミュニケーションを通した自己実現の次のステップへ進むためにも、承認のもつ力は改めてパワフルだと思いました。

7月は仕事、プライベート含め、人とコミュニケーションを図る機会が多くありました。また、今後の自身のキャリアについて、初めて自分と同じ職業であるキャリアコンサルタントにお願いし、キャリアコンサルティングを受けています。

その中で改めて気づいたことは、双方向のコミュニケーションがうまく機能しているときは、根底に「相手に興味・関心を持つこと」「相手の可能性を信じて関わること」があるときだ、ということです。そして「対等性」を図ること。コーチがこのような姿勢で自身と向き合ってくれていると、絶大な安心感のもと有りのままの自分が出せて、自身の中からエネルギーが湧き出てくるんだな、と体感しています。

やはり、コーチの役割に加え、自身がクライアントとして体感する重要性も実感しています(そしてしっかりと費用をお支払いすることも)。