- 開催レポート
2023年8月開催:共創コーチング®基礎コース『リレーションシップ』
2023年8月4日(木)11日(木)18日(木)25日(木)27日(日)に、基礎コース『リレーションシップ』を行いました。
①ビデオ(事前に見る、約2.5時間)+ ②zoomセミナー毎週木曜(19時~21時)+ ③ピアトレ100月末日曜(9時-10時40分)の形で開催しました。
どんなにスキルが高くても、相手とどういう関係性の中にいるのかで、与える影響は違ってきます。
関係性は変えることができます。本当に相手を上手く活かせるためにどういう関係を作ればいいのか、そのために知っておくべきことは何か、何に気をつければいいのかをお伝えしました。
(参加者の感想)
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・関係性の力学
「人の性格」だけの問題ではなく、「人と人との関係性からうまれる力学」という理論を学び、とても納得することができました。
信頼が厚く、バリバリ仕事をこなしていく上司の元では、力があるのになぜか仕事をしない部下たちが存在すること。反対に、まったく信頼がないのに、その上司の組織では周りがバリバリ働いて結果につなげていることもあること。自分の経験からこの事実を考えたときに理解を助けてくれました。その上で自分がリーダーの立場になったらどのように信頼関係をつくり、組織を運営していきたいのかという、自分の強みを活かしたリーダーシップ像を改めて考えるきっかけとなりました。
・現場での体験
ピアトレの日夜に、友人(高校英語教員)から電話があり、相談内容としては「授業だけ一生懸命やっておけばよかった『若手意識』から、全体観に立って学校のことを幅広く見ていける自分にならないといけないと思う」との相談がありました。
ちょうど、ピラトレで練習をさせてもらった日でもあり、意識的にアソシエイト・ディソシエイトの質問を投げかけていきました。45分くらい話して最後には、「目からウロコなんですけど〜!」「なんか、私だけすっきりしちゃってすみません(笑)」と言って電話を切ってくれました。いろいろな気づきがあった様子で、自身が学んだことで、少しでも友人の役に立てたことが本当に嬉しかったです。
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– 感情について。自分は感情的な人間だけど、仕事上はできるだけニュートラルに接するようにしています。ただ、お客さまの中には感情的な人もおり、コーチングの勉強を通して感情面のことも学べたので、最近は感情についてのディスカッションも増えてきたように思います。むしろ、感情が豊かな人の方がゴールにはやくたどり着く気がしています。なによりもこちらもわかりやすいから、アクションも起こしやすい。
– ディソシエイトとアソシエイトについて。視点を変える質問。会話が閉鎖的になってきたときに視点を広げるときにディソシエイト。自分の中に絞り込むときにアソシエイトと使うケースが多いです。
– アサーティブについて。仕事柄チームで振り返りをするケースが多いのですが、基本的に原因分析とかがあるのでアグレッシブにならざるを得ず、それに慣れている部分があると思います。ただ、この方法は白黒つけるのですごく疲れます。そこで、アサーティブなコミュニケーションを増やすようにしています。日本語だと「対話」と言ったりしています。対話は時間がかかりますが、情報が集まります。しかし、情報が集まる分、意思決定が難しくなります。仮に理想のチームを考えるなら、アサーティブにコミュニケーションが取れて、その中で意思決定できるチームかなと思いました。
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人間関係を作るという事に対し、漠然と「コミュニケーションを丁寧にする」ことが大事と考えていた節があるが、関係性に着目する視点を得た。特に、タイプ分けや関係性の力学については初めて知った考え方であった。まだまだこれを意識してコミュニケーションをとることは慣れないが、これを踏まえたコミュニケーションがとれると、人間関係に無駄に悩むことが少なくなったり、より円滑に関係が築けるとの期待が大きくなった。
4周目のコーチング演習では、クライアント役を通じて、自信の中にあるコミュニケーションにおける不安や恐れについて自覚することができた。コーチ役の方がコーチング経験者ということもあり、とても丁寧に私の思いを引き出してくださり、大変勉強になった。要約を受けると、「聞いてもらえている」との思いから安心感に包まれた。気づきであった。
コーチのターンでは、これまで「何をどう質問しよう」との思いが強くなりがちとなり、コミュニケーションにぎこちなさが生まれてしまったが、今回は、スムーズに進められた。
ただ、フィードバック時に、「質問が長くなる傾向がある」との指摘を受けた。自覚する点でもあったので、今後、端的に質問できるようトレーニングを積んでいきたい。
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コーチングや伴走の一環で1on1を数多く行う中で、比較的関係性を構築するのは得意な方だったが、思い起こせばうまく対話できない方もいる。
そういったうまくいかないケースに備えて、タイプ分けに基づいて寄り添うことや感情について意識することは、プロコーチとして仕事を行う上で、とても大事な観点だったと思った。意識を持つだけでも、「あっ、今自分はタイプに合わない問いを投げかけているな」とか「今、ちょっと感情のキャッチがうまくいっていない、ポジションニングを意識しよう」と気持ちが切り替わるシーンを多々経験できている。
また、今までは関係構築を感覚だけでやっていたが理論を学べたことで、同じように伴走をする仲間たちに指導したりするときに、説得力を持って話せるようになっているのも、私の受講目的を考えると、学習の意義を感じている。
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