• 開催レポート

2023年2月開催:共創コーチング®基礎コース『リードトゥゴール』

基礎コース(リード・トゥ・ゴール)

2023年2月2日(木)9日(木)16日(木)23日(木)26日(日)に、基礎コース『リードトゥゴール』を行いました。

①ビデオ(事前に見る、約2.5時間)+ ②zoomセミナー毎週木曜(19時~21時)+ ③ピアトレ100月末日曜(9時-10時40分)の形で開催しました。

共創を通じて、望む未来を創るためには、スキルと仕組みを持って、ゴールへと進む必要があります。
コーチは、クライアントの目標達成に向けてのメソッドを、その人に合わせた形でガイドしていく必要があります。この2日間は、そのために必要な知識や障害の乗り越え方などをお伝えしました。

(参加者の感想)

●初めてのコースでしたが、一通りのフローを学ぶことができてコーチングの全体像がつかめたのがよかったです。
夫に実践してもなかなかうまく使えないと感じていましたが、最後のワークで、一つの質問がばっちりはまり、クライアント役の方からどんどん言葉が出てきて、とてもいい時間になったのが印象的でした。まさにクライアントの中に答えがあるんだ、というのを体感でき、実際にコーチングをするイメージが持てました。クライアント役の方に感謝です。
現状認識に時間を割くことを難しいと感じたり、ついコンサルタント・ティーチングの役割になりがちだという自覚がある中で、傾聴をして現状認識がしっかりできたこと、ティーチングやコンサルタントではなくコーチングの関わりができたことで自分の成長を感じられました。

●今月はコーチングを実践するにあたり、大事な型を学べたと思っています!毎回興味深いコンテンツとワークで楽しく受講しています。
特に自分がコーチングをする上で意識したいと思ったこと
・目標を聞いた後は、目指す動機やそれを叶えた時のCLの感情を聞くこと
・現状を客観的に捉えること(数値:現時点で何割くらい進んでいますか?)
・区切り:ここまで話してどうですか?話したいことを話せているのか 確認しながら進めること。

ピアトレでは、他の参加者の方からのFBで、
「GAP(解決策)を聞くときには過去類似の事象をどのようにCLが解決していったか(取り組んだ)などを聞くことも1つの手法」ということを学びました。

●コーチングの全体像を理解し、これまでの手探り状態から少し整理が進みました。これまで学んだスキルや視点が何となくですが線でつながったように感じます。また、他の参加者のコーチングに触れたことも学びになりました。速いペースで進めることでクライアントに自信を与える場面を見たり、常に冷静に接することで安心を与える場面を見ましたが、クライアントや状況に応じて使い分けることが必要なんだと感じました。穏やかな対話を意識したいと考えていましたが、時にはそれがまどろっこしいと感じるクライアントもいるのだろうと思います。
自分自身の癖や課題も見えてきました。クライアントの言葉を拾うことに集中すると、対話の流れをせき止めていることもありました。「さっきの言葉を掘り下げたい。キーワードだったかもしれない」などど考えていると、ついつい対話の流れを止めてしまいます。聞きたいことがたくさん出てくるのですが、それはまだ自分本位で対話・質問しようとしているのだと感じます。これを練習で克服したいと考えています。

●・ポジショニング
習慣的に自分がよく取っているポジション(カウンセリング、支援職)に加え、コンサルティング、サポーター、スポーツコーチングのコミュニケーションのスタイルを知り、それぞれから学びたいスキルの種類が明らかになった。特にリクエストすることは押し付けになるような気がしてほとんど行ってこなかったが、ワークでコーチングを受けた際にリクエストしてもらうと行動のエネルギーになると感じたので、うまく使えるように練習したい。

・優位感覚
人によって認識するのに使いやすい感覚が異なることを学んだ。人を観察したりコミュニケーションを取るとき、相手の優位感覚が自分と違えば情報の受け取り方や処理が異なるということを意識するようになった。相手が答えやすい質問をしたり、あえて少し答えにくい質問で着眼点を変えることもできると思った。

・ビジョンと目標設定
コーチングセッションにおいては目標を明らかにすることが重要であり、それを設定するにあたっては、目標がビジョン、ニーズ、価値の何に基くものかという位置付けを意識しながら意義のある目標を設定する。
参考図書「マイ・ゴール」の中で、ある調査で本当に望むゴール(ビジョンに基く目標)を持つ人は5%だけだったと書かれていた。クライアントにとってもそれを持つことは簡単なことではないかもしれないことを踏まえてサポートできるようスキルを身につけたい。

・コーチングフロー
理性によってコーチングフローや時間配分といった枠組みに沿って進行しつつ、感性を活かして共感したり心から承認するというバランスの取れた意識の分配が重要だと感じた。
また、これを実現するためには健康状態が大事だと気付いた。相手に興味を持ったり、思考するのは疲れていては出来ない。私の場合、コーチングを仕事として行うのであれば毎日十分な睡眠を取ること、少なくともセッションの2日前からよく寝ることが欠かせないと思う。

・コーチングセッションの組立て
オリエンテーションの内容や費用、期間、頻度など具体的なセッションのデザインについて学んだ。仕事としてのコーチングのイメージがより鮮明になった。