- 開催レポート
2022年3月~8月開催:共創コーチング®養成コース12期
2022年3月13日(日)4月10日(日)5月8日(日)6月12日(日)7月10日(日)8月14日(日)に、それぞれ朝10時~17時まで、養成コースを行いました。
1対1の共創コーチング®セッションをデザインできるようになるプログラムです。
「共創コーチ®養成コース」は、企業や組織、個人に対してプロフェッショナルに『共創コーチング®』のコーチングセッションをデザインし、実施できるスキルを習得するためのコースです。
(参加者の感想)
●・基礎コースから学んで、一応なんとなく分かった感じがしていましたが、養成コースを始めて自分が実際にコーチをする中で、わかったつもりになっていたことが自分でコーチをやろうとすると何も分かってなかったんだなということに気づきました。
・コーチ・クライアントをする中で、関係性や対等性に対する理解が深まり、うまくいったこと、いかなかったこと、全てが経験となって蓄積されていると感じています。オリエンテーションのやり方を体験し、セッションの握りや行動、エネルギーシフト等、基礎コースではあまり意識していなかったことに意識を向けるようになりました。プロフィールを書くことで、自分がどんな人間で何を提供できる(したい)のかということについてよりはっきりした認識を持つようになりました。
・コーチをする中で、自分について色々と気づいたことがたくさんありました。立ち位置としてわりとディソシエイト寄りになるのは、母の教育方針が今の自分に大きな影響を与えていること、それから自分はやはり自己基盤が整っておらず、一つのことにすぐにいっぱいいっぱいになってしまって不安に陥ってしまうこと(キャパが小さい)、自分の心の状態がコーチングにとても影響することなどを実感しました。コーチの少しの心の揺れが全ての質問に影響したり、人間というのは本当に不思議な生き物だな、人と人とのコミュニケーションというのは本当に微妙なバランスの上に成り立っているんだな、ということを知りました。養成コースを受けて、より自己理解・人間理解が深まったと思います。練習の中で要約についてコメントをいただき、ようするに私は「くどい」タイプなんだなと思ったりもしました。
・クライアントとしてここ数か月コーチングを受けるなかで、自分の軸は「人と人はつながれる」というところにあることに気づきました。人とどうも分かり合えない寂しさや違和感を感じながら過ごした青春時代の後、ヤオハンで土屋先生の新入社員研修を受け、国内・国外、国籍かかわらず、社員みんなが心を通わせることができるという体験をし、人はみな違うけれども、共通点に焦点を合わせれば心を通わせることができるという実感を持つことができました。コーチングはそんな私の人生課題とリンクしているから、出会うべくして出会い、学び始めたのだと感じています。コーチングを学ぶことで、より人間理解を深め、自分を向上させ、コミュニケーションのスキルを伝えられるようになりたい。将来的には、人と人が心を通わせるお手伝いができるような研修を提供するというのが一つの目指す方向です。私が研修で伝えたいことは「人と人はつながれる」ということ、そのスキルとマインドを伝えていきたい、それが分かったことは大きな成果でした。まずは自分からですね。コーチになるとかならないとかいうことよりも、コーチとしてのあり方を身に着けることが必要だと感じています。自分が伝えたいことを体現しているような存在にならないと説得力がないと思います。
・もう一つの方向は、「日中の架け橋になる」ということです。中国ビジネスにかかわるクライアントさんとのセッションは、自分のミッションとつながるもので、とてもやりがいを感じ、応援したい気持ちが自然と湧いてきました。個人セッションのクライアントは中国にかかわる人がいいなぁと思っています。そのクライアントさんはFacebookに貼った私のnote記事を見て、私に興味を持ってご連絡くださいました。私の発信はどこに届いているのだろうと思っていましたが、読んでくださり、私の思いやスタンスなど、いろいろ感じてくださっている人がいるんだということはうれしい驚きでした。
・中国のごく普通の日常を「書く」ことで多くの日本の方に伝えていきたい。伝えたいことも日々たくさんあります。できれば本も出版したい。政治や事件などの特別なニュースではなく、お互いのごく普通の日常を知ることで、「なーんだ、同じなんだね」といった親近感や共感がわき、そこから交流したいという気持ちが生まれるのではないかと思うからです。「国境を越えて人と人はつながれる」ということを伝え続けたいし、「中国と日本をつなぐ」というミッションに取り組み続けたいです。
・養成コース開始時には、半年後にはHPを持って、プロコーチとしてお金をもらってコーチングができるようになっていたい、などと言っていましたが、実際には「そのぐらいの気持ちでやりたい」ということであり、本気でプロコーチとして開業したかったかというと、そこまでの気持ちはなかった気もします。4月に北京大学の話があり、かなり悩みましたが、今はその方向でよかったのだろうと思っています。今後3年は、北京大学でコーチングの考え方を授業にどう融合していけるか、チャレンジしていきたいと思います。自分のHPはできませんでしたが、3ヵ月のコーチングセッションをデザインできるようになり、相互ですが有料で提供できるまでになりました。今後はコーチングを受けながら自己基盤を整えつつ、北京大でコーチングを生かしていくことを考えていきたいと思います。「人と人はつながれる」「中国と日本をつなぐ」という自分の思いも持ちつつ、授業に取り組んでいきます。
●【自分の変化】
負の感情にとらわれたり、包まれたりすることが少なくなった。悲しい、怒りの瞬間がないわけではないけれど、セルフコーチングとして自分に問いかけ、何が悲しいのか、何が怒りに繋がっているのか分析できるようになってきたのが大きな変化だと思う。目をそらさずに考えてみると、悲しみは寂しさからきていたり、怒りの裏には心配や不安な感情が隠れていたりした。負の感情をもったときにそれをエネルギーシフトをして捉えることで、より自分のことを知るチャンスに変換することができてきた。より深く掘るきっかけのような…。
【コーチングとしての変化】
セッションの時間が、私(コーチ)にとっての時間ではなく、クライアントのための時間としてもてるようになったと思う。そして、その時間をクライアントと「共に創る」意識が以前より強くなっている。メモを取ることが少なくなり、その分クライアントの言葉、言葉にならない感情・空気感のようなものを掴もうと常にアンテナを張ることができるようになってきた。「その時間、私はあなたに全神経を向けますよ。その分あなたは自分の心に矢印を向けてね。」というメッセージをなんとなく伝えられていると感じる。時間を確認し、共に掴みをもつことがやはり大切。
また、言葉に敏感になったと思う。言葉の形式的な意味としては共通語になっていても、その言葉の意味や、込めた思いはコーチとクライアントで異なることもある。さらに深く問いかけることで、その言葉の裏にあるクライアントの思いや価値に近づくことができると思うし、そんなコーチングをしていきたいと思う。
【学校での変化】
一方的な指導(ティーチング)が減り、その分、コーチング的なかかわりが増えた。何かその子の課題になることがあったときに、「こうしなさい。」と言うのは一番簡単だし、子供にとっても楽。コーチングを学んでから、「何ができてない?」「何ができてる?」「自分的には何%?」「何%できるようになりたい?」「邪魔していることは何?」などと(面倒なくらい)とにかく質問するようになった。そうすると、自分で考え、行動を見直し、今後の行動を決定することができていた。そんな対話を繰り返すことで、その子の人間性も知ることに繋がったし、行動を起こす思いを知っているので、次の日や行動を変えることができた瞬間にフォロー(フィードバック)の声掛けをすることも多くなった。
その子の行動変容を求めるときはコーチング的にかかわってきた一方で、ティーチングをするときは、むしろ以前より私の出が強くなった気がする。指導の時には、私の思いや指導としてする理由、またその価値を伝えるようになったからだと思う。コーチングを学ぶことで、自分の行動がどんな種類のもので(コーチングかカウンセリングか等)、今目の前の子たちにとって有効なのはどれだろうかと根拠をもって選択できるようになったことがすごく大きな変化だった。
●養成スクールを受講中に、なるべくセッションを経験すればそれだけ質問や課題が出てきて、この機会にみんなに相談できると思い、8人の方と継続セッションを行なった。この半年間は、どのように連続性を持たせたら良いかについて色々考えたように思う。
具体的には、ヒアリングシートはどのタイミングで出したら良いのか、ゴールリストはどのようなものを書いてもらったら良いか、3ヶ月後のゴールはどのように決めていったらよいか、各回のセッション後の振り返りシートはどのようなことを書いてもらったら良いか、3ヶ月後のゴールをどのようなタイミングで意識したら良いか、最後のセッションはどのように行えば良いか、3ヶ月間の振り返りをどのような形でやればよいか、さらに継続していただくときにはどのようにセッションを繋げれば良いか、などなど。
初めは継続コーチングをデザインすると言うことがどういうことなのかわからなかったが、8人の方と関わることによってどのようにセッションを繋げていったら良いか、少しわかったように思う。
また、継続して関わることにより、関係性や信頼感ができてくること、その関係性ができることにより生み出るものがあること、その人の変化やこだわりポイントが見えてくること、セッションとセッションの間にもその人の思考や行動が続いていることなど、気がついたり理解したりした。
そして、最近久しぶりにオリエンテーションを行ってみて、自分が成長したと感じたことは、相手がどうしたいかを聴けるようになっていた事で、さらに相手の目的を聞いた上で、3ヶ月間をどのような時間にしていくか相談するときに、自分がこの半年で経験したことを例として提案できたことだ。
セッションは一つの決まった形があるわけではなく、それぞれの人のクライアントの方に合う形でデザインしていく必要があると思う。これから色々な方と関わることにより、色々なパターンを経験し、幅がどんどん広がっていく気がしている。
そして、一番感じたことは、振り返りの重要性である。
この質問を見たときに、私の変化、成長、成果って何かある?と思ってしまったが、なんとかこの欄を埋めようと自分の半年間振り返ってみると、結構自分は成長してると自分で認識できた。
養成コースを受講し、自分でこのことを経験したことを、コーチングに活かしていきたいと思う。
●養成コースも大変お世話になりました!ありがとうございました。
一番の変化は、普段自然にセルフコーチング脳になるようになったところです。
「悩みを誰かに聞いてほしい」と思った瞬間にコーチング思考がグルっと働き、自分への問いかけが浮かんでくるようになりました。
「今の課題は具体的になに?」
「その悩みがなくなっている状態って?」
「私が望んでいること・状態ってなに?」
など・・・。
コーチングが人生をより良くすることを実体験を通して感じ(人生のマイナスがなくなるということではなく、改善する力をつけることができるという意味)、私がそれを体現することでお客様へいい影響を与えていけるのではないかと、セラピストとしての希望を感じることができました。
成果として改めて感じるのは、練習であったとしてもクライアント役の方に何らかの変化を与える(実際の行動の変化など)ことができたことです。回数を重ねるごとに、意図的にセッションができたところがよかったところです。
成長は、失敗した、分からなかった、できなかったなというところを悲観的ではなく経過として受け止めることができるようになったということです。日々のセッションの数が多かったため、多くのセッションをするなかで比較的すぐに答えにたどり着いたり、同じことを繰り返すなかで自然と改善できたりしていたように振り返ります。
感じたこととして、養成コースのなかで、褒められたり肯定される時間が多かったことで、確実に自己肯定感が上がっていることを感じています。
心理的安全性の場って、ここまで人を変えられる・変化のきっかけを与えられるのだなと身をもって体感しました。
自分にはこういう能力があるのだということが自分軸のひとつとしてブレないものになっている感覚です。
普段なら絶対に接することがなかったであろう皆さまと、同じ目的に向かって成長していけたことや交流できたことが本当に刺激的で楽しかったです。
メンターコーチングでは、コーチングも仕事も悩んで落ち込んでいた時期に陽子さんに「諦めてもその後また上がればいいだけだから」という言葉を陽子さんの笑顔とともにいただき本当に救われました。何度も録音を聞きなおしました。
その後の、気持ちが安定し始めたときにジョニーさんとのメンターコーチングで仕事に関して具体的にコーチングしていただき、変化を起こすことができました。本当にありがとうございました。
コーチとしてやっとスタートラインに立ったかな?くらいですが、引き続き学んでいこうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。