- 開催レポート
2022年3月開催:「グループコーチングコース」を開催しました!
2022年3月19日(土)、4月16日(土)、5月14日(土)に、オンラインで『グループコーチングコース』を行いました。
①ビデオ(事前に見る、約2時間)+ ②zoomセミナー(10時~17時)の形で開催しました。
「グループコーチングコース」は、共創の概念を活かし、1対多のグループに対してコーチングができるようになるための実践コースです。実際にグループコーチングを体験して頂きながら、グループコーチングを進めるのに必要なスキルをお伝えし、最終日には演習も行いました。
(参加者の感想)
●グループコーチングとは、それぞれ目標を持っているクライアントのグループに対して、グループのリソースやダイナミクスを利用して行うコーチング。
GCは1対1のコーチングの単なる延長ではないし、皆で一つの目標を持ったチームのコーチングとも違う。
●グループコーチングは、参加するクライアント同士がお互いに刺激し合い、グループ全体にも影響を与えることが出来ます。
チームビルディングにぴったりの手法だと感じました。チームメンバーの個性を活かすには1対1のコーチングでも可能ですが、グループコーチングを行えば、メンバーの相互理解が深まり、さらに充実した人と人の掛け算の効果が期待できます。
●・対複数名でも対1名でもコーチングの基本は変わらないこと。グループコーチングならではのポイントやテクニックはあるが、共創コーチングの基本である「共創の場」に集中すること。
●ファシリテーションはグループで解を見出す集団フォーカスのイメージだが、GCはあくまで個にフォーカスし個人の目標達成を支援すると理解した。
グループダイナミクスによって「コーチが楽をする」くらい肩の力を抜いて、参加者をリソースとして活用する。
●リモートワークだと何気ない会話や雑談から議論が生まれることはほぼないので、グループコーチングを「個人の持つ目標や悩みを聞く場」として用意するだけでも、お互いの発言から気づきやアクションが生まれそう。
●動画やライブでも話されていたように、ヒントや気づきはグループコーチングの空間、空中に浮遊している、という例えがとてもしっくりきた。それをキャッチできるか、活かせるかが私自身の今後の課題かと。
●グループコーチングを進めるポイントは、セッションの目的を遠くに見ながらも、こだわり過ぎない、目の前のクラアイントばかりに集中しない、焦点は遠近両用 →「目的」と「クライアント」の両方に意識を持つ。
●グループコーチングは1on1とチームビルディングの中間、個に焦点を当てるが、グループダイナミクスを活かすことで触発やフィードバック、そもそもの課題に対する気づきなどの創発を目指すもの。
1on1に比べるとそれなりの準備が必要、特に目的の共有・理解の準備(ぶっちゃけ1on1は始まってから修正ができる)メンバーで創り上げる場なので、常に場を俯瞰することを意識し、メンバーが場に乗り遅れていないか、どこにエネルギーがあるか、違和感があるかなど観察しつつ場をうまく造り上げていく必要がある。ただしコントロールではなく場づくり、間づくり。
グループコーチングはまさに共創の場、コラボレーションではなく、クライアントの才能のかけ合わせの場ということに気づく。