• 開催レポート

共創コーチング®基礎コース『コミュニケーション』

基礎コース(コミュニケーション)

2021年7月1日(木)8 日(木)15日(木)22日(木)25日(日)に、オンラインで基礎コース『コミュニケーション』を行いました。

ビデオ(事前に見る、約2.5時間)+ ②zoomセミナー毎週木曜(19時~21時)+ ③ピアトレ100月末日曜(9時-10時40分)の形で開催しました。

コーチングスキルのベースは、「コミュニケーション」です。
目の前の人とどのような関わりをすることが相手を上手に活かせるのか、創造性を引き出せるのか、と言ったスキルを、その意義や意図も含めて体系的にお伝えしました。

(参加者の感想)

・コミュニケーションコースでは、非常に実践的な内容が学べてよかったと思っています。特に私がこだわってきた承認のことも、共創コーチングでの捉え方を学べてよかったです。私は、自己承認が入らないと、他者承認なんてできない、とずっと思っていたのですが、もう少し気楽に、ということ言葉が悪いですが、心や魂がこもっていなくても、言葉という形から入っていってもいいのかなということを気付けたと思っています。もちろん、言葉だけで承認、というのは本当に承認したことにはならないと思うのですが、それを続けることによって、心もついてくるというか、根付いてくるのだと思います。だから、まずは口に出していってみること、発声することを心がけたいと感じました。

・オンライン学習はビデオ視聴による事前学習とオンラインでのワーク(セッション)に分かれ、リアルでワークを行うよりも受講生間の無駄な話がない分、学習効果が高いことを認識した。再受講する前のイメージとは大きく異なる点だったのに驚いた。クラスの運営に関するアイディアは浮かびませんが、アフターコロナに移行後、全国各地で共創コーチング受講生の集いが開催でき、リアルでお目にかかれる機会が得られれば、受講生同志のコミュニティーをより強固のものになり得ると思います。

・部下にあたる後輩より退職の意向の相談を受ける。まず現状確認としてどうしてそうなったのかを聞き、併せて質問を意図的に実施する。その後今できていることを自分の目から見てできていると感じていることを承認。そして実際できている事実をフィードバックする。そしてこちらからも問題となっているメンバーと自分を入れて三者のミーティングを実施することを提案。結果退職意向はとどまり、現在元気に勤務に励んでいる。
ここから分かった事は、突発的な想定外のことが起こると何をしたら良いのか自分でも混乱する。ただし少し冷静になって意図をもって質問し現場確認・提案をしたことで、当人の考えを整理できたのではないかと推察する。
これまで感覚的にやっていたことを体系立てて理解したことでより実践的に使うことができたと感じた。

・コーチングにおけるコミュニケーションで大切なのは、理論やその理解ではなく、実践あるのみ、慣れるしかない、という気がしています。それと、いずれはテクニックに走ることなく、結局はその人に寄り添う心、これかなと思っています。
ちょっと話が脱線しますが、昔、NHKの女性アナウンサーの本を読みました。その人は数えきれない人にインタビューをしているのですが、結局インタビューの極意とは何か、という問いに対しては、そのときの空間と時間を共有する、共に過ごす、というようなことを言っていたと思います。なんか深すぎてわかりにくいのですが、テクニックや理論や共感ですらなく、一緒にいるという存在そのものが極意って?!?! コーチングも最終的な達人はただそこにいるだけでいいのかも。
これでもう1つ、思い出しました。村の長老の話、ご存知ですか。村の長老は、村民全員から尊敬され、慕われていて、村民がひっきりなしに行列を作る程、毎日たくさん相談に来るというのです。そして、長老と面会した村民は皆、満足して帰っていくと。ある日、長老の奥さんが、フッともらしました。「うちの主人、耳が悪くて何も聞こえないのに、村民の皆さんが毎日会いに来てくれて、ありがたいことです」って。極意なんでしょうね。

・聴く姿勢でクライアントの安心感が生まれて、その後のコーチングの流れが左右されると思います。
なのでロールプレイの際には特に聞こうとする姿勢が強くなりますが、聴く意識をしていない日常になると話を聴けない4つのパターンになることが有ります。日常から聴く意識をしていきたいと思います。
良い質問をするとクライアントのエネルギーが上がるのが分かります。そのときはクライアントはとても自主的になり問題解決に取り組むようになります。自分の質問はクライアントの言葉を拾いながら質問していたので、質問がぼけていたように感じます。そして効果な質問は短く的を射る質問とわかってから、質問のスタイルを変えました。そうなると短い時間でもクライアントが自分の答えを導き出すことが早くなったように感じました。
人から承認を受けると自分のしてきたことの価値を改めて認識することになります。感情的に快の状態になり、行動のモチベーションが上がると感じました。そして人を気持ちよく承認できるときと、承認したくないときもあります。特に承認したくないときには、相手に自分の投影を見て、癒されていない感情があるのを感じます。そのような時にはセルフコーチングをして内省していきたいと思います。
フィードバックのIメッセージを使ってみて、自分は感情表現をしているつもりでした。しかしそれは感情表現ではなく感情説明でした。普段から自分の感情を観ていないと、感情説明になりがちです。改めて自分の感じたままを出していこうと思います。
問題解決思考になり易いタイプなので、相手の答えを出すような提案にならないように気を付ける必要があると感じています。そして自分が提案をいっぱいしたくなっている時は、クライアントの話を聴いていなくなっているときだと思います。クライアントの考えの呼び水となるような、提案をしていきたいと思います。