- 開催レポート
共創コーチング®基礎コース『リレーションシップ』
2020年7月30日(木)8月6 日(木)20日(木)27日(木)30日(日)に、オンラインで基礎コース『リレーションシップ』を開催しました。
①ビデオ(事前に見る、約2.5時間)+ ②zoomセミナー毎週木曜(19時~21時)+ ③ピアトレ100月末日曜(9時-10時40分)の形で開催しました。
どんなにスキルが高くても、相手とどういう関係性の中にいるのかで、与える影響は違ってきます。
関係性は変えることができます。本当に相手を上手く活かせるためにどういう関係を作ればいいのか、そのために知っておくべきことは何か、何に気をつければいいのかをお伝えしました。
(参加者の感想)
・自分の最近起こった感情を口に出してみて初めて、普段自分がマイナスの感情を言わないように言わないに…と抑え込んでいたことがわかりました。その理由はわかっていて、マイナス感情を口に出さないことで自分を動揺させたり、変に落ち込ませないようにするためでした。しかし今日マイナス感情を思いっきり口に出してみると、案外出したほうがスッキリすることに気付き驚きました。自分の感情を偽らず正しく理解してあげることは自分をコントロールするために1番必要なことだとわかりました。まずはひとつひとつの感情を言語化できるようにして、自分の感情を捉える。それができるようになったら、コーチをするときにもちゃんと相手の感情にアプローチできると思いました。
・ロールプレーで(自分はオブザーバー)気づいたことは、クライアントによってはコーチの要約スキルが結果的に質問になっているケースがあると感じた。実際にワーク中、クライアントのオートクラインが発生し、自分自身に質問し始め「あぁこうしたらいいのかな」とコーチの質問なしに気づきが生まれている瞬間があった。よい質問をしないといけないと思い込むと質問が出てこなくなりがちであるが、自分がどうにかしようと思わずに、クライアントの力を信じることが一番のコーチングになるのではないかと思った。自然体で行いつつも、プラスアルファでスキルを活かせるようになりたいと思う。
今回の講習を終えてから気づいたことが多々あった。要約のスキルで愚痴代表を務めたが、その内容としては「何でもかんでも私に聞かないで自分で率先して行動してほしい」であった。また講習後の陽子さんの部屋では「自分の意見を通すために辞められたら困るような位置に自分自身でもっていった」と発言した。その後ノートにまとめていて、私依存を作っているのは自分自身であったと気が付いた。私自身が、私がいないと現場が回らないようにしていた。それを自分の意見が通るような立ち位置になった途端に、「私に聞かないで」はなんとも身勝手であったと反省し、恥ずかしい気持ちでいっぱいであった。目の前で起きていることは自分自身で作り出したものであるとよく聞くが、本当にそうであると思った。このことに気づけたことは良かったと前向きに捉え、今後は私依存を作らないような真のチーム作りに励んでいこうと思う。
・今回はタイムリーに人間関係性に課題を抱えていたため、講座の内容と皆さんのアドバイスがダイレクトに参考になりました。講座翌日に、面談がありました。アドバイスいただいた点から、まず同じ自立側に立っている上司とアクションを確認しました。1)行動しない人を変えるには、私たちがポジションを変える。相手を変えない。2)シーソーの法則で、私たちはパワーを握らず常に手放す。3)これまでの「指導・助言」のスタイルを、相手への「依頼・依存」へ変える。4)ただ手放すと短期的変化が難しいので「このままでは不安!」など感情で強くインプットする。この4項目を翌朝確認して、メンタリングを実施することができました。結果として、今回は本人からアクションとゴールについて自分の言葉を引き出せたこと、特にこれまで全く出なかった本音と「やっぱり僕は頭が悪いと思うんですよね」と言った恐れのようなフレーズが出てきて、この承認を互いに出来たことは小さくも大きな一歩でした。
・アソシエイト、ディソシエイト、要約について学んだ。話し手は、自ら語っているのだから、内容を分かっているつもりだと考えていましたが、話すことに夢中になっている状態もあり得る。そんな時にコーチに要約してフィードバックをもらえれば、立ち止まって考えられるようになることに気づきました。また私のフィードバックは事実の側面が多い。感情の理解を伝えるとさらにバランスが良くなると気づきました。
プロジェクトでのメンバーの関係性について悩んでいましたが、相手がコントローラータイプだと気づきました。そこで、「私がプロジェクトに参加する立ち位置を明確にし、コントロールする意図がないことを伝える」。その上で、ズバッと任せるつもりです。また「プロジェクトで実現したいこと/参加した思い」など、どんなことがモチベーションとなっているのか聞いみます。
・最近、毎日5つ質問を作ってみよう!というマイプロジェクトをやっているせいか、質問が出やすくなっていることを感じた。
これまで自分は感情をなかなか扱えなかった。最近は少し扱えるようになって、”気持ち”にフォーカスしてみることによりタイプ分けの右側/左側の区別がつきやすいと感じている。これまで感情を扱うことができなかったのは、自分自身の感情にふたをしていたことが大きな原因だと思う。自分の感情に意識を向けると相手の感情にも意識が向くようになるのだと思う。
リフレーミングの質問は相手によってはてなマークが飛びまくることがあるので注意を要すると感じる。コーチングを開始するにあたり、なれていない方へは、コーチングフローやコーチングで使う質問などを説明する方が、早くコーチングが機能するようになると思う。
クライアントのゴールが達成できたときにフォーカスする質問は効果的でゴールを達成したイメージを具体化することでオートクラインが起こり、どうやってそれを達成するのか?まで一気にクライアントが気づくことがある。未来をイメージするクライアントに対してこれを行おうとすると抵抗を感じると言われることがあるが、できる範囲からやってみてもらうようにするとよいのだろう。
アソシエイト/ディソシエイトは質問だけによるものではないと思うので引き続きそのあたりを考えていきたい。
・4つのタイプ分けについて学びました。実際、自分のタイプ分けをした結果、思ってもみなかったアナライザーの部分もあるという事が分かり、びっくりしました。同時に、zoomセミナー内の最後の一言で、あまり考えずにアナライザーに対して羨ましく思うというような言葉が出てきたのも自分の気持ちなのに新鮮でした。当初自分では、サポーターの側面を感じていたのですが、アナライザーの次がプロモーターという結果になり、何ならサポーターが一番低い点でした。現在の仕事・私生活における環境が、影響しているんだなと、セミナーを通して何となく腑におちています。タイプ分けで感じた事として、これまで単純に苦手だと感じていた人やその傾向をタイプを認識する事で、話の受け止め方と話し方の面で効果的なアプローチが出来ると感じました。私自身、診断時の点数の一番高いところと一番低いところの差が小さく、ジョニーさんや陽子さんにもバランスタイプだとお話ありました。色々なタイプに合わせられる利点は理解した上で、秀でた強みというものを自分自身で再度深堀りする必要性もあるなと感じました。