• 受講生インタビュー

共創コーチング®︎の知識とスキルは、私の財産!

PROFILE
製造業I T開発エンジニア チームリーダー
滝山康彦(たきやまやすひこ)

大学院では実験用ロボットの開発を行い現職に至る。子どもの頃からものづくり一筋。
2016年に共創コーチング®︎資格を取得。2020年には共創コーチング®︎初のAssociate Certified Coach(ACC)取得者となる。自主的にオンラインでコーチング練習の場を作るなど、常に共創コーチング®を牽引する存在。

共創コーチングに出会ったきっかけは、何でしたか?

キッカケは仕事のつまずきからでした。当時、私は仕事人間で、部署全体をまとめる仕事を任されており、同時に結婚や引越しなど、私生活でも責任が増えた時期だったのですが、がんばりすぎて燃え尽き症候群のような状態(やる気がおきない、劣等感にさいなまれる)になりました。
「このままじゃヤバイわ」と思っていたときに、大学の後輩からジョニーさんを紹介してもらいました。コーチングについては何も知りませんでしたが、藁をもすがる思いでアポをとり、コーチングステーションでジョニーさんと初めてお会いしました。
ドアを開けてラフな服装のジョニーさんがいた光景を今でも覚えています。普段私は自分の事をあまり話さないのですが、その日はたくさん話したのを覚えています。相当いろいろな思いが溜っていたのだと思います。多くの事を話す内に心が整理され、軽くなっていくのを感じました。
ジョニーさんのコーチングをしばらく受けて様々な行動を起こす中で、コーチという仕事があることに衝撃を受け、「コーチングって何なんだろう?」という興味から講座に行くようになりました。

共創コーチングの基礎講座で一番役立った事は何ですか?

どれも役に立ちましたが、特に”コミュニケーション”の講座が印象に残っています。
学生時代は何かしらグループの代表になる事があり、自分の中でコミュニケーションのノウハウも持っていました。今考えると、そのノウハウと講座の中で学んだメソッドを紐つける事に一生懸命で、何回か再受講をしてフラフラになるまで考えて落とし込んでいました。そのおかげで、コミュニケーションを体系づけて、基盤を固める事ができたと思っています。

コーチングと出会って、一番変わったことは何ですか?

誰にでも興味を持つ事ができるようになり、誰とでも話せるようになったと思います。コミュニケーションの基盤が固まった事で、ステージが一つ上がったイメージですね。僕のような理系の人は、自分の知識を披露したり、新しいものを作り上げて自慢したり、人の作った物を指摘したりというパターンのコミュニケーションが多いと思っています。周りを見る暇がないほど自分の興味に一生懸命なんですね。
そんな時、講座の中で「ベクトル(興味の方向性)が自分に向いている」と陽子さんに言われたことが印象に残り、トレーニングを重ねる内にベクトルを相手に向けられるようになりました。そうする事でコミュニケーションに余裕も生まれ、建設的な会話ができるようになりました。コミュニケーションの仕方は一気に変わったと思います。

奥さんも共創コーチングを学んでいますが、そのきっかけは何ですか?

子どもが目を離せない時期を過ぎたことと、今後の人生を考えたときに子どもに目線が集中しすぎているように感じたことがきっかけでした。
「自分の時間と思って行っておいで」とコーチングスクールを薦めました。夫婦で学んだ事で、共通の知識があるので、子供の今後の事を話すにしても、ご近所付き合いやママ友との付き合い方の話をするのにも、”タイプ分け”や”優位性感覚”などの知識を共通の言語として一緒に考える事が出来ます。

共創コーチングのスクールの魅力は、どんなところにありますか?

ワークがたくさんあっていろいろな人と話せることだと思います。スクールでは、聞いて学ぶだけでなく、実際に体験しながら学びますよね。始めて会ったような人と突然ワークをして、突然深い話をする事も多いですが、まずは自分を出さないとワークが出来ない。スクールに集まってくる人にも興味深い人が多いので、ワークをしながらもっと知りたくなってくる。そうこうする内にトレーニングされて、時間を忘れて学ぶ事ができました。
普段の生活の中では出会えないような人と出会い、”コーチング”という共通の言語で深く話が出来る事が魅力です。多くの自分と全く異なる価値観・考え方に出会えました。人見知りなので、スクールの休憩時間に「この時間をどう過ごそうか」、「何を話そうか」と不安になってしまうのですが、受付のシェリーさんが話しかけてきてくれて居場所をさりげなく作ってくれてありがたかったのも覚えています。場の雰囲気がよかったですね。
他のコーチング講座を受けた事もあるのですが、コーチングを体系立ててまとめてあり、ワーク・体験が充実していて、本当に「学べた」と感じられる講座は随一です。何度受けても面白い。

滝山さんにとって、コーチングとは何ですか?

私にとって、コーチングは「基盤」です。人と接するときには、コーチングをベースに物事を考えます。コーチングには、「答えは相手の中にある」という考えがありますが、この「基盤」があるおかげで、普通のコミュニケーションでは聞けない宝物のような話をいろいろな人から聞けるようになりました。自分にとっての財産ですね。

現在の活動と今後の活動について教えてください。

私にとっては、一番時間をかけて本当に学びたいと思ったのがコーチングでした。落とし込んだ知識とスキルは、自分の財産になっています。コーチングをベースに興味が広がって、アドラー心理学やファシリテーションも学ぶようになりました。また、ICF(国際コーチング連盟)という国際団体の国際資格(ACC)にもチャレンジし、合格することができました。
コーチングをしていると、クライアントさんに「必要とされている」と感じると本当に有難いです。様々な人と話していると、日常生活の中で自分の話を本当の意味で聞いてもらうということは少ないのだなと思います。だからコーチとしては、話をまず“聞ききる”ことを心がけたいと思います。
また今後は、仕事の中でもコーチングを活かしていきたいと思っています。組織の雰囲気として、「誰か一人の言ったことが正しく、他は間違い」といったトップダウンの風潮があります。
しかし、組織にはたくさんの人の知恵があるのだから、それを活かした組織にしていく。という“共創”の考えがこれからは必要になっていくと思っています。そうした考えの人が増え、組織全体の空気が変わるように働きかけていきたいです。